2015年02月18日

社名の由来

今朝の焼津は、朝霧が凄く白いベールに包まれている感じです。日の出方向が、きれいなオレンジ色に染まってとても綺麗です。

今日は、「山かつ農産」の由来についてです。
山田家は、約300年続いた家系で私達は12代目になります。  
   9代目 喜三郎           
  10代目 喜一郎       
  11代目 勝男         
  12代目 衛         

 勝男は9歳の時に父の喜一郎を亡くしました。この時「これで山田の本家も終わりだな」と親類から
言われとても悔しい思いをし、なにくそ負けるもんか と思ったと何度も何度も父は話してくれました。

 喜一郎が銀行の支店長を勤めていた事もあり、勝男は高校卒業後の進路を同じ銀行に決めて
いました。しかし、村会議員をして頑固な喜三郎に「先祖から受け継いだ田んぼはどうするつもりだ。
農家の長男が米を作らないでどうする。」言われました。この一言で、農家を継ぐ意思を固めました。
さらに同時期、桜えびの漁師としても働き始めました。

 衛は、子供の頃は雨の日が好きだったと言います。それは、父が家に居てくれるから。
雨ならば、仕事も休みなので家で一緒に遊んでもらえたからだそうです。

 勝男は、農家・漁師の他にも、植木職人もこなしていました。木を育てて販売したり、頼まれた
お宅の庭木の剪定をしていました。他にも、お宮さんやお寺の役員、町内会長も務めた人でした。
父の楽しみはお酒。お酒が大好きで若いころは遅くまで飲み歩いていた様です。
米作りの事を始め色々な事を私達に教えてくれました。
 そんな父は一昨年の夏、肺炎で亡くなってしまいました。その2年前に母を亡くしたばかり
だったので、あまりにも突然に両親とも亡くなってしまいとてもショックでした。


山かつ農産の名前は、
 苦労して田んぼを守ってきた尊敬する父の名前 やまだかつお から  山かつ   
 今はお米だけの生産ですが今後は、果樹なのか野菜なのか分かりませんが
 農産品を作っていく予定なので   産 
こんな思いから昨年秋につけました。まだまだ、生まれたての寝返りもままならない赤ちゃんの様な
私達ですが、皆さんのお役に立ちたい・必要とされる会社になりたいという意思をもって、そして
曽祖父喜三郎の遺志をついで米農家をやっています。
 



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Posted by 山田佳乃 at 07:40 │山かつ農産のこと